先輩インタビュー

生物資源科学部を卒業した先輩へのインタビュー

卒業生の先輩から、生物資源科学部の良さや、これから卒業する生徒に向けたメッセージなどインタビューした内容をまとめています。

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神田 大樹 Kanda Daiki

株式会社 池田 グリーン&アグリ事業部
生物資源科学部 生物生産科学科 2008年度卒業/秋田県/新屋高校出身

最新の情報と技術を駆使し秋田の農業“職人”を目指す

農産物の栽培に必要な農薬・肥料の販売、栽培施設の設計・施工のほか、産業用無人ヘリコプター・マルチコプターなどの販売からメンテナンスなど、農業関連の様々な商品やサービスの提供を行っています。現在は営業活動を基本に、繁忙期には無人ヘリやドローンを操縦し散布作業も行っています。大学で学んだ生物学全般の知識や圃場実習などの経験を活かせることと、「営業マン」への憧れや「職人」にも魅力を感じていたこともあり、現在の勤務先を志望しました。
学生時代は、講義や実習・実験に研鑽しながら、仲間とサッカー・フットサルで汗を流すなど、勉強にサークルに精一杯取り組み、青春を謳歌しました!学生のやる気を尊重し個性を伸ばす秋田県立大学だからこそ、充実感と達成感に満ちたフルパワーの学生生活となりました。
1つの技術導入で数ヵ月後には全く別の形に変わるなど、目まぐるしく変化する農業環境に対して、農業の「職人」として常に最新の情報・技術を駆使して秋田県の農業にしっかり貢献したいと思います。

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赤平 成美 Akahira Narumi

秋田県立聴覚支援学校 高等部 教諭
生物資源学部 生物生産化学科 2012年度卒業/大学院・生物資源科学研究科 生物資源科学専攻 2014年度修了

聴覚障害をもつ私でも細かな指導・支援で濃厚な6年間を過ごすことができました

現在は、聴覚障がいを持つ児童生徒を対象とした、秋田県立聴覚支援学校の高等部で、主に「科学と人間生活」と「生物基礎」を教えています。
学生時代に、就職活動や担当教官との面談を通じて、科学・理科の楽しさを子どもたちに発信していくという仕事に関わりたいという思いが強まり、現在の道に進む決心をしました。私自身聴覚障がいを持っており、補聴器装着時であっても音声の聞き取りが困難な状態でしたが、講義・実験での情報保障(音による情報を文字化すること)としてノートテイク制度を設けていただき、授業以外では筆談するなどして、先生方からは丁寧にご指導いただくことができました。これは秋田県立大学の特長である「少人数教育」だからこその指導・支援だと思います。
ユニークな研究テーマを見つけ、授業でも生徒と一緒に取り組むなどして、研究を通して新しい知見を見出せるようこれからも努めていきます。