植物生理学 II
(鈴木担当分)
授業の
目標
 細胞構造や分子構造を中心とした観点から植物機能を考察し、陸上植物に
至る光合成生物の多様性と進化を説明できるようになる。
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 また主要代謝経路である澱粉合成系を例として、植物生理学と遺伝学等、異分野融合によって植物科学研究を行う手法および考え方が出来るようになる。
授業の
概要・
計画
 第1週.微細藻類資源実用化の現状を紹介する。
 第2週. 生物分類の歴史と現状を概観し、翻訳装置リボソームの構造と作用機構について考察する。
 第3週. rRNAの一次構造を指標とした生物分類について解説し、アーキアの特徴について考察する。
 第4週. 好塩性アーキアなどが営む簡素な光エネルギー変換機構(バクテリオロドプシン)について解説する。
 第5週. 光化学反応中心複合体の高次構造と成分を考察し、光合成細菌の普遍性と多様性について解説する。
 第6週. 炭素同化経路から見た細菌における光合成の進化、ならびに化学合成との関連を考える。
 第7週. 細胞内共生に関し、一次共生によって生じた生物群とその特徴を述べる。
 第8週. 細胞内共生に関し、二次共生の機構と、それよって生じた多様な生物群を紹介する。
 第9週. グルコースとその重合体の特徴、各種光合成生物における貯蔵多糖分子形態と貯蔵部位。
第10週. 遺伝子とタンパク質(酵素)を関連付ける実験手法について具体例を挙げて解説する。(藤田直子)
第11週.コムギのゲノムについて解説し、倍数体コムギの祖先種特定に関する研究手法を具体例を挙げて解説する。(藤田直子)
第12週. 突然変異体について解説し、植物の突然変異体の作出法について解説する。(藤田直子)
第13週. 突然変異体を用いた具体的な研究例および特定の酵素の機能特性と組織特異性について解説する。(藤田直子)
第14週.日本人研究者による代表的な研究例として、アミノ酸の栄養学的意義について解説する。(藤田直子)
第15週. タンパク質(酵素)の立体構造と機能 ~澱粉生合成酵素~
(鈴木龍一郎)
講義資料
実用編 (23.2 MB) 学内利用のみ
実用編 (9.5 MB) 学内利用のみ・配付資料

基礎編 (23.9 MB) 学内利用のみ
第2週配付資料 (7.0 MB) 学内利用のみ
第3週配付資料 (3.0 MB) 学内利用のみ
第3週配付資料 (3.0 MB) 学内利用のみ
リンク 旧シラバス(~ 2010)

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