植物生理学 II
(鈴木担当分)
授業の目標(→シラバスに戻る)
 第1週. ・実用化されている微細藻類6種類の名称を見て,3つのグループに仲間
 分けすることができる.
・細胞構造の観点から,上記,仲間分けの基準について説明できる.
・実用化されている微細藻類の例を1つ挙げ,その有効成分の名称と性質
 (糖?脂質?),および効能について説明できる.
 第2週. ・生物の分類についての学説(提唱者)を5つ挙げ,それぞれの特徴を
 説明できる.
・リボソーム RNA (rRNA) を生物分類の基準物質とする上での利点を
 4つ挙げることができる.
・リボソームの特徴について,生物界における分布,組成,機能の観点
 から説明できる.
 第3週. ・アーキア(古細菌)にはどのような種類が知られているか,3つ例示
 することができる.
・生物の遺伝子,ゲノム構造を説明し,生物種(ドメイン)間での違いを
 述べることができる.
・遺伝情報の複製(DNA ポリメラーゼ),転写(RNA ポリメラーゼ),
 翻訳(開始-tRNA,翻訳伸長因子)を担う各装置について,生物種
 (ドメイン)間での相違点を挙げながら説明することができる.
・生体膜構成脂質の構造的特徴を説明し,生物種(ドメイン)間での違い
 を挙げることができる.
 第4週. 好塩性アーキアなどが営む簡素な光エネルギー変換機構(バクテリオロドプシン)について解説する。
 第5週. 光化学反応中心複合体の高次構造と成分を考察し、光合成細菌の普遍性と多様性について解説する。
 第6週. 炭素同化経路から見た細菌における光合成の進化、ならびに化学合成との関連を考える。
 第7週. 細胞内共生に関し、一次共生によって生じた生物群とその特徴を述べる。
 第8週. 細胞内共生に関し、二次共生の機構と、それよって生じた多様な生物群を紹介する。
 第9週. グルコースとその重合体の特徴、各種光合成生物における貯蔵多糖分子形態と貯蔵部位。

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