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ミトコンドリアの膜を、電子が流れる??

背景に見える電気回路では、絶縁体の基板上に導体や半導体が並んでいます。

ミトコンドリアの膜は、上側の図に示すように脂質(絶縁体)からできていて、
これが袋の中と外を隔てています。上の図では、膜は上下方向に走っています。

下の図に示すように、脂質でできた膜の中にはタンパク質が埋め込まれていて、
その中に、酸化還元反応を行う成分(電子伝達物質)が含まれています。
電子は膜面に沿って左から右へ、赤から青のタンパク質まで受け渡されます。
緑の矢印は、水素イオンの流れる場所を示しています。

青と、右端の紫で示したタンパク質の働きについて、次に説明します。



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